【読書レビュー】 『若者』から『大人』を始める、成熟困難時代をどう生きるか?【Kindle Unlimited】

今回は自分の考え方を根本から変えてくれた本を紹介していこうと思います。

あなたは「若者」を価値のあるもの。自分はいつまでも「若者」でいたい。

と考えていませんか?

今回紹介する本は熊代テルさんの「若者」をやめて「大人」を始める、「成熟困難時代」をどう生きるか?です!この本には現代の「大人」になりきれない「若者」へ向けた作者からのメッセージがつまっています。

わたし

ウェーイイイイ↑

アスタロッテちゃん

シーザーさんいつまでも若者気分だと‥

わたし

イイイ‥ハァハァ(汗

アスタロッテちゃん

大人になることが人生を生き抜くコツなんですよ。

「若者」の謎の万能感

20代前半から20代中頃にかけての自分は

何にでもなれるんだ!どこへでも行けるんだ!

と、自分の可能性というものがどこまでも広がっているように感じていました。この何にでもなれる感は、色々なことへの挑戦する意欲を生み出していたと思います。それは良いのですが、関心があっちへ行ったり、こっちへ行ったりするので、何かを継続するということが苦手でした。

この性分は一生治らないものなんだと思っていましたが、あることをきっかけに継続することの大切さに気づき、優柔不断な性格を改善することができました。当時はどうして、自分の考え方がこんなに変わったのか、わかりませんでした。しかし、この本を読み進めていくうちに、精神的な成長があったから、「若者」から「大人」になったからだったんだ!と納得することができました。

「若者」のままでいることは難しい

最近感じていることなんですが、「若者」で居続けることって、結構難しくないですか?例えば私の場合、10代後半〜20代前半はカラオケは昼の12時〜夜8時まで歌い続けても苦に感じませんでした。それだけ体力、気力共に充実しておりました。しかし、今同じことをやれと言われれば、無理です。体力、気力が続きません。

これを読んでいる方に、若者特有の趣味を若い時と同じように、続けている方はおりますでしょうか。ゲームを時間を忘れて、徹夜して朝まで没頭したり、アニメを休みの日は一日中鑑賞したり。

わたしはもうできません。体力面も有りますが、精神的な変化もあると思います。私の場合は、これをやって何になるんだ?みたいな思考が頭の片隅に出現し、ゲームを純粋に楽しむのを邪魔するようになってしまいました。。

このように、「若者」のままでいるというのは、実は難しいものなんです。

それでもわたしは「若者」で居続けたいという人、

「若者」でいることってそんなに魅力的ですかね?

「大人」になることのすすめ

「大人」になることは「若者」のままでは、手にいれることができなかった感情を得ることができます。子供や後輩を育てる喜び。組織を発展させマネジメントしていく仕事の面白さ。未来に向けたライフプランの作成とそれを実行していく充実感。結婚して、心に決めた相手と関係を継続していくことの大切さ、などなど。

「大人」になることは人生の厚みを増してくれます。

さらに筆者はこうも述べてます。

「大人」になることは「喜びの目線」が変わること

「若者」においては世界の中心は自分です。自分の成長、自分の感情、自分の個性。それは「若者」であるから、周りから、許され、尊重されます。

これが「大人」の年齢で、上記の事項を続けてしまったらどうでしょう?それは「若者」の劣化版以下でしかありません。

筆者は言います。自分自身の変化や可能性を多少犠牲にして、世話をした相手が成長し、変わっていくのを見ていると、そこに生きがいやモチベーションが強く生まれてくる

さらに「大人」になった立場のかたはわかるんじゃあないでしょうか。自分自身が直接に欲求を充たしていなくても、子供が欲求を充たしているのを見ているだけで、それがとても嬉しくて幸せ、だと。

この感情って、言葉に言い表せないくらい素敵な感情だと思います。

自分自分ではなく、他者の幸せを願い、その人の幸せを自分の幸せとする、なんて崇高で清らかな精神なんでしょう。

この感情は「大人」になることでしか、生まれない感情なのです。

「若者」の恋愛、「大人」の結婚

「若者」と「大人」を分ける点で言うと、恋愛、結婚の話しは避けて通れないセンテンスでしょう。

いくつか本から名言を抜粋しました。

恋愛以外のアイデンティティがロクに固まっていないと恋愛は長続きしない。

自分自身もパートナーも若く、職場、生活、友達、趣味がどんどん変わっていくふたりの恋愛は、お互いの変化が著しいほど、難しい。たしかに恋愛ってある程度価値観が近い人同士でないと、長続きしませんもんね。その価値観も生きている環境によって変わって行きますから、「若者」のうちは付き合う当初は、価値観があっていると思っても、その価値観も変化していきますから長続きしようにも、難しいんでしょうね。

精神的に「大人」になって、そこで、その人のアイデンティティも固まってきますから、恋愛も長続きしますし、結婚へと繋ぐことができるのでしょうね。

金しか見ていない女性、胸しか見ていない男性は何にもみていない

これに関しては言うことありません。下手なコメントすると各方面から叩かれそうなので控えます・・

上記事項に早く気づいた人から素晴らしい「戦友」を得るとも書いてあります。人生を一緒に歩む上で背中を預けることができるパートナーを得ることは、至上の喜びです。出会いがないと嘆くそこのあなた!あなたが精神的に「大人」になったとき、出会いはすぐ近くにあるのかもしれません。

キルケゴールの実存の三段階

「心の成熟には順序がある」と述べた、筆者の考え方はデンマークの哲学者キルケゴールの【実存の三段階】という考え方にも共通する考え方だなと思ったので、載せておきます。

【実存の三段階】

キルケゴールは人間の生は次の三段階を経て深まっていくという実存弁証法を説いています。
①美的実存(快楽の欲求)
②倫理的実存(義務や規範に従う)
③宗教的実存(単独者として神にであう)

人は誰も、まず快楽にそれを求める(美的実存)。しかし、やがては一時的快楽に絶望する。人は快楽にすぐ飽きてしまい、退屈や憂鬱に苛まれる。しかし、そこから、人はこの美的実存と決別し、次の段階に進む。

人は人生の岐路において選択の中で質的に飛躍していくという考え方です。

最近哲学に興味を持ち始めたので、この解釈であっているのかわかりませんが、若いうちは①の美的実存で3大欲求の赴くままに生きています。それが精神的に「大人」になると②の倫理的実存になり、義務や規範に従うようになる。③はよくわかりません。宗教国に所属しているなら、そのような境地に至るのかも。日本に住んでるわたしからすると、ちょっと想像しにくい境地ですね。

まとめ

結構グサッとくる方もいらっしゃったのでは?

昨今は成熟困難時代となり、結婚をしたり、子供を持つ人も減ってきています。

一概に成熟が遅いから、晩婚化、なんだ少子化なんだとは、言えませんが、精神的な未熟さも一つの要因となっているのではないでしょうか。

もし、紹介した本が気になる方いらっしゃいましたら、下のリンクからどうぞ。紹介した内容以外にも、興味深いお話がのっています。

今ならkindle unlimitedでも読めるのでお勧めです。

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