7月も気になるタイトル目白押し!今月も、追加されたKindle unlimited対象の書籍を紹介していきます。
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2021年7月Kindle unlimitedが更新されました!
7月もたくさんの本が、Kindle unlimited対象作品になっています。皆さんは新着のKindle unlimited対象になった本を探す際はどうやっていますか?おそらく大多数の方がKindle unlimited対象の新着タイトル欄から、Amazonのおすすめ順で、☆4以上の作品にしぼって順番に見ていく方が多いのではないでしょうか。
その方法も良い方法なのですが、その新着タイトル欄にのってこないKindle unlimited対象本。わたしはサイレント更新とよんでいるのですが、それらは、Kindle unlimitedのサイレント更新された本新着タイトルの方からは探すことができません。これはおそらく、Amazon側が新着タイトルとして発表してしまうと、あまりにも多数の人が、読みにきてしまうから。もしくは過去にKindle unlimited対象でそれが、一度対象から外れ、もう一度Kindle unlimited対象として復活した場合は新着タイトルにはのってこないという理由があるからだと考えています。
新着タイトルも魅力的な本も多いのですが、サイレント更新された本のほうが、わたしは魅力的な本が多いと感じておりますので、Kindle unlimited対象の新着タイトルにない本もここでは紹介しています。
まだ、Kindle unlimitedを利用していないという方は初回30日間は無料で楽しめます。スマホやタブレッドにアプリをダウンロードして読むことも可能です。下記にバナーを貼っておきます。良かったらどうぞ。
文芸(小説、エッセイ、評論など)
エッジ 上 (角川ホラー文庫)
人が消えてゆく──長野、新潟、カリフォルニアで、人々が突如“消失”する怪現象が起こった。そんな中、フリーライターの栗山冴子は、ある一家が忽然と姿を消した“一家失踪事件”の謎を追い始める。18年前に父が、やはり消失ともいえる突然の失踪で行方不明となっている冴子は、一連の事件の中に、人類が経験したことのない未曾有の世界的異変を嗅ぎとるが……!? 世界の基盤を揺るがす恐怖を描く、サスペンス・ホラーの傑作!上巻。
鈴木先生の本を「リング」シリーズを読んでから、読みふけっています。「リング」シリーズ、「仄暗い水の底から」、「楽園」先生に共通するのは、今生きている世界が何で構成されているかへの探求、そして水を用いたたぐいまれなる表現でしょう。この小説にもおそらくそのあたりの表現力の一端が垣間見えることを期待しています。エッジ(下)も同時にKindle unlimited対象になっており、最後まで読むことができます。
エス 「リング」シリーズ (角川ホラー文庫)
中年男の首吊り自殺の模様を中継した不気味な動画。その真偽の解析を依頼された安藤孝則は動画の中の男が少しずつ不気味に変化していることに気付くが……!? 「リング」にまつわる新たな恐怖が始まる!
シリーズ5作目のエスがKindle unlimited対象になりました!リングシリーズはシリーズを重ねるごとに、様々な謎が解き明かされていく感覚があって非常に好きな作品です。また、各キャラクターの視点にフォーカスしキャラクター性を掘り下げていくことで、物語に非常に厚みがでてきます。「仄暗い水の底から」と「楽園」を読んでから、もう一度「リング」シリーズを読むのもおすすめで、鈴木先生の美しい表現技法の共通性を垣間見ることができて、より作品の世界に惹きこまれていきます。日本のホラー映画の中でも頂点に輝く作品の原作小説ですが、単純なホラーではなく、わたしはSF作品のにホラー要素がはいったものだと認識しています。SF好きのかたにもぜひ読んでいただきたいシリーズです。今月はシリーズ5作目と6作目「タイド」もKindle unlimited対象になっています。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)
現世から隠れて存在する異世界・穏(おん)で暮らすみなしごの少年・賢也。穏には、春夏秋冬のほかにもうひとつ、雷季と呼ばれる季節があった――。著者入魂の傑作長編ホラー・ファンタジー!
「夜市」を読んでから恒川先生のファンになり、「月夜の島渡り」「スタープレーヤー」「ヘブンメーカー」「異神前夜」「南の子供がいくところ」を読んできました。スタープレーヤー系の王道ファンタジーも読んでいて非常に魅力的でしたが、やはり恒川先生はホラーファンタジー!今回はどんな世界にわたしたちをつれていってくれるのでしょうか。「秋の牢獄」という恒川先生の作品も今月Kindle unlimited対象になっています。こちらも読んでみたい一冊です。
しゃばけ(新潮文庫)
江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う……。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。(解説・小谷真理)
書店で目を引くタイトルと表紙。長年気になっていた「しゃばけ」シリーズがKindle unlimited対象になりました。妖怪が多くでてくるという作品でしたのでいつか読んでみたいと思っていたので、非常にありがたいです。あらすじを見る限りはホラー要素は含んでいないようで、ファンタジー小説として心をからにして楽しめそうな作品です。
おひとりさまのゆたかな年収200万生活 (コミックエッセイ)
愛されて7万部(2018年2月時点)「おひとりさま」コミックエッセイ! 自分らしく満たされて暮らす「ゆる節約生活」のヒントを描いたコミックエッセイが大人気連載に80ページ以上の描きおろしを加えてオールカラーで刊行♪上京して10年、年収約200万円の派遣OLとして暮らしてきたおづさん。お金があればあるだけ使ってしまう女子でしたが、「月の予算を12万円に決めた」ことで身のたけに合ったやりくりができるようになりました。お気に入りの花瓶に花を活けたり、コーヒー豆を挽いてゆったり朝時間をすごしたり、くつしたでおしゃれを楽しんだり。そんな自分らしく満たされた「ゆる節約生活」のヒントを描くコミックエッセイです!
コチラの本はわたしのお気に入りの一冊です。自分の人生を考えていくうえで、ひとつのライフモデルになっていく本であると思います。現代においては収入をあげることがひとつの生き方になっている人、ある程度稼いだらあとは、趣味などに時間をつかう生き方をする人、など多様性がみられます。そんな中かなりショッキングなタイトルで登場したこの本は一部で話題を呼びました。年収200万円で豊かな人生って歩めるの?きっと自分には無理だなとか、少しならこの人の生活取り入れられそう!など、読む人によって感想はきっと様々だと思います。このようなある種、振り切った人生を歩む人の本って自分にない知見をもたらして、考えさせてくれるのが、魅力だと思います。あなたはどのような感想をこの本から得るでしょうか?
実用書(料理、育児、スポーツ、趣味など)
大人男子の「超」清潔感ハック
スキンケアやメイクは女性だけがやるものと思っていませんか?今や男性でもスキンケアをして、肌の手入れをする時代。30代を超えれば自然と肌のはりもなくなり、「見ため」の衰えは見え始めます。スキンケアやメイクは特別きれいに見せるためではなく、そうしたマイナスな部分をゼロに持っていくためのもの。こうした「見ため」を少し意識するだけで、私生活でもビジネスでも好印象が与えられるのです。「年齢を理由にあきらめる」のはもう古い。スキンケアも、メンズメイクも、ヘアスタイルも、ファッションも、どんどんアップデートして、いつまでも「身だしなみ」を整えるのが今の時代。本書は、現役美容師であり、YouTubeチャンネル登録者数10万人を超す(2020年11月時点)宮永えいと氏が、アラサーから意識するべき「大人男子の身だしなみ」を紹介する。
わたしも目のまえに30代がみえてきて、肌や清潔感も20代前半にくらべると衰えてきたと感じています。異性の目を気にするというだけでなく、社会人としては最低限の清潔感というのは必要ですよね。そんな20代後半~30代にかけてのお肌を気にする男子には必見のこの一冊。読んでみようと思います。
経済、経営、ビジネス書、実用書
地頭力を鍛える
「地頭力」ブームを巻き起こしたベストセラーが待望の電子書籍化!!「日本全国に電柱は何本あるか?」といった例題やその解答例から「フェルミ推定」のプロセスを紹介しつつ、「好奇心」「論理的思考力」「直感力」という地頭力のベースとそれらのベースの上に重なる仮説思考力、フレームワーク思考力、抽象化思考力の3つの構成要素とその鍛え方を解説。「問題解決」を必要とする業務に携わるビジネスパーソンはもちろんのこと、本当の意味での創造的な「考える力」を身につけたいすべての人に贈る、知的能力トレーニングブック。
自分の思考力をあげてくれる本が好きです。これからの時代においては発想力とそれに伴う思考力が必要になってくると思います。偉人、哲人たちはどのようにして既存の知識からオリジナルの思考を導き出すのか、そして自分の中の思考力をどうやって上げていけばいいのか、その答えのヒントをこの本が教えてくれそうな予感がしています。同作者の【入門『地頭力を鍛える』32のキーワードで学ぶ思考法】も同時にKindle unlimited対象になっています。こちらもあわせてよんできたいです。
「一人で生きる」が当たり前になる社会
2040年には、独身者が人口の5割になり、既婚者(64歳まで)は3割になるーー。
この衝撃的な数字を見て、みなさんはどのように感じたでしょうか。「既婚者である自分たちは、少数派になってしまうのか……」「このままだと、少子高齢化がますます進むだろうし、日本の将来はどうなるのか……」と思ったかもしれません。あるいは逆に、「これから『一人で生きていく』ことに不安しか感じていなかったが、20年後には自分たちが多数派になるらしい。ということは、社会のあり方も大きく変わらざるを得ないはずだから、今よりも暮らしやすくなっているかもしれない」と前向きに感じた方もいらっしゃるでしょう。
では、実際のところはどうなのか?というわけで、これからの日本は「一人で生きる」のが当たり前になる、という予測をテーマに据えて、独身研究の第一人者・荒川和久さんと気鋭の脳科学者・中野信子さんに対談をしていただきました。
今後の日本を考え、そして生きていくために読んでおくべき本だと思います。少子高齢化の加速する日本においては「一人で生きる」という道を選択する方も多いのかもしれません。それが、個人にとって、社会にとってどのような影響を及ぼすのか。日本はこれからどうなっていくのか、これからの自分の人生って?このようなことを考えることが多くあります。それらの答えにつながるヒントがこの本に含まれている予感がしております。ぜひ読んでみたい一冊です。
AIを使う人事 AIに使われる人事 テクノロジー共存時代の新バイブル (ディスカヴァービジネスパブリッシング)
人事・採用がテクノロジーと共存する時代の新バイブル! 企業を取り巻くテクノロジーの変化に対して、画一的な方法論は役に立たない。あなたの企業とそこで働く人たちに合った「テクノロジーとの付き合い方」を今こそ考え直しましょう。本書はHRテクノロジーの用い方(ハウツー)ではなく、考え方や在り方を共有することに重きを置きました。これからも日々進化を続けるテクノロジー社会で生きる私たちにとって重要なのは、画一的な方法論ではなく、基本的なスタンスを整えることだと考えたからです。
本書が、「どんな社会にしたいのか」という意思を養うための参考となり、これからの時代に向き合うための一助になれば、嬉しく思います。
AIはこれからの社会をどのようにデザインしていくのか。今自分のしている仕事はAIに奪われて、今自分の持っているスキルは社会に必要のないものとして抹消されてしまうのか。そういった不安が現代を生きる社会人の頭の中を渦まいている。そんなご時世ですよね。この本のタイトルは人事となっていますが、人事に限った話だけではなく、すべての職業の人にとっての普遍的な要素を盛り込んだ内容になっているようです。楽しみな一冊です。
コミック、雑誌
この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス)
平成の名作・ロングセラー「夕凪の街 桜の国」の第2弾ともいうべき本作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。
上中下巻があわせて、Kindle unlimited対象に復活しました。2か月前ほどに一度Kindle unlimited対象になっていましたね。映画化もされて非常に話題になった作品です。わたしは映画はみなかったのですが、その映画の評価の高さから、どんな原作なんだろうと思っておりました。実際に読んでみるとどうしてあんなに話題になったのかが、わかりました。舞台は戦中の広島、この時点で色々と想像がつきますが、この作品の肝は単純な戦争の悲惨さを描いているわけではないということでしょう。戦時中にも通常の人間の営みあったんだ。そう気づかせてくれます。
若きウェルテルの悩み (まんがで読破)
なぜ僕じゃなくて…彼なんだ?自殺は精神の弱さゆえの行為なのか?ときは18世紀のドイツ。ウェルテルは自分が住む街から感傷旅行(センチメンタルジャーニー)に飛び出した。そこで出会ったのは新たな恋の痛み。現実社会にうまく適応できず、青春のエネルギーをもてあます青年の苦悩の物語。ドイツ最大の詩人・ゲーテが、誰もが経験する若さゆえの執着を熱烈に歌いあげた不朽の青春小説を漫画化。
漫画で読破シリーズをよく読みます。少しの時間で世界のあらゆる名作をかいつまんで読むことができるので、まずは漫画で読破シリーズを読んでから、自分にとって興味深い、面白い内容であれば原作を読むという流れでわたしは利用しています。一通りKindle unlimited対象になっているシリーズはよんでいたのですが、この本は今月になって初めて見つけたので、おそらく今月追加されたものでしょう。原作の作者は有名なゲーテ。あまりドイツ文学には詳しくないのですが、きっと有名なおはなしなんでしょう。あらすじからは、青い春の瑞々しい若さからくるエネルギーがつたわってくるようで、楽しみな一冊です。
ふかふかダンジョン攻略記 ~俺の異世界転生冒険譚~ 1巻 (ブレイドコミックス)
全冒険者、必読。 複数の国家と軍でも攻略しきれぬ最強最悪の超巨大ダンジョン「深き不可知の迷宮」(通称・ふかふかダンジョン)。その攻略に挑むジャンは、ひょんなことから異世界に転生した一介の元・派遣社員だった…!「魔法少女プリティ☆ベル」のKAKERUが描く、異世界転生を「転生」させる超王道ファンタジー!!
こちらはかなり人を選ぶ作品でしょうが、わたしは非常に好きな作品です。2か月ほど前にKindle unlimited対象になっておりましたが、満を持して復活です。おそらく5巻発売にあわせてきましたね。この物語はいかにリアルに異世界転生した冒険者を描くかに、全神経を集中させて書き込んであり、よんでいるといつのまにか作品の引き込まれています。異世界の生物の生態や、それぞれの武器の特性、作者の豊富な知見から生まれる戦略、読んでいて飽きることがありません。一部少年にはみせられないよなシーンおありますが、それもこの漫画の面白さのスパイスになっています。
終わりに
今月も、ここまで目を通していただきありがとうございます。Kindle unlimitedは毎月新しく対象が追加されるのが魅力の一つですが、過去にKindle unlimited対象だった本が復活する場合もあり、そこも魅力の一つだと感じます。あの時目を通したけどもう一度読みたい。けど、買うのはもうすこし考えたいという場合は、何か月か待ってると、またKindle unlimited対象になってたりします。続きは気になるけど、ちょっと我慢するとお得に本を楽しめるので、Kindle unlimitedが大好きです。